無料でGPUが使えるクラウドサービスでの囲碁AI
私は、最近、囲碁AIのKataGoにはまっています。囲碁AIは、2016年にアルファ碁が当時の世界のトップ棋士の一人、イ・セドル九段に4勝1敗で勝利し、翌年の2017年に、アルファ碁の進化版のアルファゼロが、当時の世界ランキング一位のカ・ケツ九段や、日本の井山裕太九段を相手に60連勝無敗という成績を残しました。このころから、deep learning(深層学習)という言葉を耳にするようになったと思います。
↓1回目の決着編
↓3回目
正確に言うとKataGoは推論エンジンです。(この他にGUIが必要です。)
一般にAIは計算量が大きく、CPUでは計算時間がかかってしまうので、並列計算ができるGPUを使うのが普通です。GPUが使えるPCを購入すると20~30万円ほど必要になりますが、私は、Google Colabという無料でGPUが使えるクラウドサービスを使用しています。私は当初、次のURLのGUIを使用していました。
エンジン2にGoogle Colabの情報を入力して使用していました。しかし、私は弱いので、置き碁をよくしますが、置き碁では、下図のように黒の置石がないバグがあります。5子の置き碁の棋譜を読み込ませたのですが、左下隅の4の4に黒2と打っています。本来なら、ここは黒の置石があるところで、打てないはずです。
そこで、GUIとして次のURLの「改良版Lizzie」を使っています。